Skip to content

BLIKVM HAT バージョンガイド

はじめに

BLIKVM HAT ビデオ

Raspberry Pi IPKVM HATはKVM over IPに特化したRaspberry Pi 4専用アドオンボードです。 BLIKVM-RPI4はRaspberry Pi 4のPoEに対応したKVM HATです。この製品の主な機能は、ビデオキャプチャ、ATXアダプタ、PoE、OLED、そしてRTCです。HATを熱から守るための専用金属ケースが付属します。そのケースは1Uのラックに設置できます。そして、blikvmおよびpikvmのソフトウェアイメージを利用できます。

Image title

インストール要件

組み立てキットの場合には下記のものが必要となります

  • Raspberry Pi 4B (1GB 以上のRAM)
  • HDMIケーブル
  • ストレートイーサネットケーブル(ATXアダプタボードへの接続に利用)
  • 電源およびケーブル(5.1V 3A USB-C, Raspberry Pi専用を推奨).

基本設定

1. microSDカードまたはeMMCにOSイメージを書き込む

2.BLIKVMを組み立てる ビデオまたは組み立て手順を参考に進めてください

ビデオガイド: 金属ケース組み立て

3. ATXアダプタボードのインストール

ボードには標準のPCIe I/Oブラケットとロープロファイルのブラケットが付属します。必要な方を使用してください

IMG_8366 IMG_8367

ATXアダプタボードからマザーボードとケースパネルへの接続にデュポンケーブルを使用してください。ピンの接続先はボードに記載されています

IMG_8368 IMG_8369

ATXアダプタボードをケースに取り付けてください

IMG_8370

RJ45のネットワークケーブルでATXアダプタボードとHATのCN-ATXインターフェイスを繋いでください

004d8da8059a57b87d2d40ce70174e7

4. HDMIケーブルの接続

HATのHDMI INポートとコンピュータのHDMI出力ポートをHDMIケーブルで直接接続してください。HDMIパススルーEDIDエミュレータは必要ありません。もし、コンピュータが正しいHDMI出力を行わない場合は、HDMIパススルーEDIDエミュレータをコンピュータのHDMI出力ポートに挿してください。これはコンピュータのHDMI出力フォーマットを修正します。

30c484ad28e149b703ccc74c09e52db IMG_8373

5. USBケーブルの接続

RPI4ポートをRaspberry Pi 4へ接続してください

IMG_8374 IMG_8375

USBポートを操作されるコンピュータへ接続してください

IMG_8376

PoEを使用して給電している場合は、PWRポートを接続する必要はありません。PoEを使用しない場合は、標準の5V/3AのUSB電源をPWRポートへ接続してください。

6. テスト

PoEで給電している場合は、HATはネットワークケーブル経由でルーターへ接続されます

IMG_8377

OLEDディスプレイにIPアドレスなどのデバイスの状態を表示します

IMG_8379

表示されたIPアドレスへWebブラウザからアクセスしてください

image-20220621174207504

仕様

Image title

HDMI IN

ビデオとオーディオ(I2S)のキャプチャをサポートする東芝のTC358743と言うチップを使用しています。そして、ビデオキャプチャの最大解像度は1080P 50fpsです。HDMIバックパワーによる問題は修正されています。

CN-ATX

CN-ATXインターフェイスはネットワークケーブルでATXアダプタボード(HATに付属するアクセサリ)と接続します。これによりコンピュータの電源スイッチ、リセットボタンなどを操作できます。

Display

SSD1306を搭載した解像度128x32の白色OLEDディスプレイです。このディスプレイにはRaspberry Piの温度やIPアドレスなどの情報が表示されます。

PoE
  • 規格: IEEE 802.3af PoE
  • 入力電圧: 37-57 V DC
  • 出力: 5 V DC/2.4 A
  • PoE給電を使用するには、PoEジャンパーを短絡してください
ファン

GPIO12に接続され、Raspberry Piによりコントロールされる小さいファンが搭載されています

リアルタイムクロック (RTC)

I2Cに接続されRaspberry PiによりコントロールされるPCF8563チップです。ボタン電池の設置場所はHDMI INモジュールの下にあります。

アクセサリ

ATXアダプタボード

Image title

このボードはコントロールされるコンピュータのマザーボード上のピンにデュポンケーブルで接続されます。このボードには標準のPCIe I/Oブラケットとロープロファイルのブラケットが付属しています。

USB/PWRスプリッタ

Image title

  • RPI4ポートはRaspberry Pi 4へ接続します
  • USBポートはコントロールされるコンピュータへ接続します
  • PoE給電を利用する場合は、PWRポートは使用しません。PoE給電を利用しない場合は、PWRポートへRaspberry Pi標準の5V/3AのUSB電源を接続します

HDMIパススルーEDIDエミュレータ

Image title

コントロールされるコンピュータが正常なHDMI信号を出力しないときにこのアクセサリを使ってください。Sourceポートをコントロールされるコンピュータへ、SinkポートをHATへ接続してください。コントロールされるコンピュータから正常なHDMI信号が出力されます。

金属ケース

Image title
この金属ケースはHATを保護して、熱耐性を向上させます。ケースには各ポートの名称が印字されています。 このケースは標準的な1Uラックにインストールできます。

部品一覧

製品に付属する部品

Image title

Raspberry Pi IPKVM HAT 1
ATXアダプタボード 1
USB/PWRスプリッタ 1
HDMIパススルーEDIDエミュレータ 1
金属ケース 1
32GB microSDカード 1
USB Type-C to USB Type-C ケーブル 30cm 1
デュポンケーブル 8ピン メス-メス 40cm 1
デュポンケーブル 8ピン メス-オス 40cm 1
+ドライバー 1
十字レンチ 1

用意していただく部品

Raspberry Pi 4 1
RJ45 ネットワークケーブル 2
USB Type-A to USB Type-C ケーブル 2
HDMI ケーブル 1
PoE対応電源装置または5V/3A USBアダプタ 1
CR1220 ボタン電池 1

Last update: December 2, 2022
Created: August 27, 2022